【華やかに織りなす リシェスな庭園】
モダン・アートはドラマティック
グリム童話に出てくる主人公の物語をオーナー様の物語と
重ねて表現してみると見えなかったものが見えてくる。
先立った母との約束。
「信心深く善良で生きていくこと」
アッシェンプッテルは、この約束を生涯守ります。
継母に虐められても、実母との約束を
守り力強く生きるアッシェンプッテル
しかし、そんな気丈な彼女も実母が大好きだった
泉のそばでは、幼いひとり娘のまま…。
彼女はその泉を眺めながら、つらくて毎日泣いていた…。
何時しか、その涙で泉のまわりに木々が育つようになります。
アッシェンプッテルは、その木々を活かして庭園をつくりました。
やがて、つくった庭園に小鳥や小動物が遊びに来るようになり
庭園に息吹が吹き込まれ、花々が咲き
誰も観たことがない美しい庭園になります。
アッシェンプッテルは、その庭園で王子と
奇跡的な出逢いをし、結婚をして一生幸せになると云う物語。
オーナー様に庭を通じて新しい出逢いや
家族を含めた人間関係がより良くなり、
見えない宝物をたくさん得ることを期待して
このリシェスの庭園のデザインが生まれました。
オーナー様の求める価値観をアッシェンプッテルの物語が、
我々に教えてくれたのです。
主要用途 GARDEN・TERRACE
家族構成 ご夫婦・お子様現在1人
施工面積 30m2
アフォーダンス 〜自由を求め異なる時空を旅する創作者〜 彦根市 T様邸
concept
本来の意味は、「生きる環境を探索する事によって獲得する価値
画布は「アフォーダンス」の意味をストーリーを通じて
ひとつの空間に異なる事物が描かれる事で
幻想的な物語空間を構成する」と解釈しました
主人公は、その物語空間から様々な創作を発想し体験をする事で
自身や大切な人達の未来の扉を開いていく機会を創っていきます
story
オペラ座の地下に棲む主人公は、世の民に評価されず
身も心も地下に沈んでいた... 美しい歌声と誰にも真似ができない形を
生み出すアーティスト 持て余す才能は、
陽の目を見ることなく暗い地下の世界で眠っている
誰もが憧れるオペラ座の舞台は、 人間だけに許された感性で創られた芸術
主人公は、暗闇からオペラ座の舞台に、瞠目し夢想を抱く 人が訪れるこの空間を、
磨き抜かれた感性でパリの景色を 華やかに穏やかに形創り、観る者の胸に感動を深く突き刺す
しかし、今のオペラ座は見る影もなく、パリの街並みから 消えようとしている...
世の民は、決して芸術を認めようとせず目の前の金貨に執着する その様は、
まるで懸命に母親を捜す迷子になった子供のように 恐れと不安が入り混じった眼をしている
世の民は、主人公が持つ独自の才能を完全に無視し オペラ座の舞台に
立ち入る事を許さない 主人公の想いは、地下に投獄されてしまう...
ためらい行方もわからない暗闇の中、苦しむ主人公
それでも、一部の理解者に招き入れられれば 地下からオペラ座の舞台に
立ちゆっくり舞台を見回し パリの宝物を創作する者として忠実に務める覚悟を持つ
主人公の趣向を凝らした視点が オペラ座をパリの宝物として存在させるため
目の覚めるような仕掛けを生み出す 世の民の批判を自力で創作意欲に変える
最後に取った選択は、本性を覆い隠す奇妙な仮面を捨て 自らの足で
歩き廻れる最良の界隈を手に入れること
主人公は、地下で苦しんだ体験を「謎めいた魅力」に変身させ 差異」
と云うニュアンスを世の民の眼に浮かび上らせる